厳選住まいのまちなみ 中心部の大型農園が交流育む
住宅新報 2016年2月23日 号 19面

畑の一部は貸し農園として住民が利用
静岡・日本平の西麓に位置し、約1万3000m2の広さがある「農」をテーマにつくられた戸建て住宅地「池田の森」。戸建て35区画とその中心に約1000m2の農園が広がる。完成から9年が経過した比較的新しい住宅地で、緑地の一角に樹齢800年といわれるクスノキがそびえる。
開発主体は地主だった漆畑成光氏(有限会社池田の森ランドスケープ)。従前はゴルフ練習場だった土地の利用を巡り、素人ながら自ら街づくりを決断。米国にあるエコビレッジを見学し、「サスティナブルな環境を日本的なランドスケープで実現を目指した」というエコビレッジだ。
「まちづくり協定」を設けて、敷地分割や建物の高さの制限、外壁の色、庭づくりなどのルールが緩やかに定められているが、土地分譲後は購入者がそれぞれ希望する建築会社や建築事務所で思い思いの住宅を建築。「住宅地に農園がある」というよりも、「農園の中に多様な住まいのまちなみ」が形成されているという表現がふさわしい。団地を取り囲むように広がる周辺の既成住宅地とも違和感なく溶け込むのどかな田園風景がこの街の象徴だ。現在、34世帯、約120人が暮らしている。






















