日本不動産研究所<第31回> 地価で見る全国の都市 ――市街地活性化と課題 石川県金沢市北陸新幹線開業効果と課題 観光客増え地価も上昇
住宅新報 2016年1月12日 号 14面
往復で3時間を生む
北陸新幹線は東京から大阪までを結ぶ計画で、1967年に北回り新幹線建設促進同盟会が結成され、73年に整備計画が決定。97年に東京-長野間が開業、そして15年3月14日に40年の歳月を経て長野-金沢間が開業した。金沢-東京間を乗り換えなしの約2.5時間で結び、これまでの飛行機や在来線鉄道よりも往復で約3時間の時間を生み出した。開業から9月末までの北陸新幹線利用者数は累計約532万人となり、前年同期に在来線特急を使った人数の約3倍で、石川県への入込客数は大幅に増加している。
観光客も同様で、15年1-6月に石川県内を訪れた人は前年比13.2%増の1195.3万人と、年間過去最多ペースで推移。関東圏からの客が約1.5倍、長野、東北からもそれぞれ約3割増。県の推計では56年以降、初めて関東圏からの客数が関西圏の客数を上回る見通しだ。























