造成工事や建築工事で多く目にするコンクリート工事ですが、身近な割には施工プロセスを理解していない人が少なくありません。
コンクリートには鉄筋と組み合わせて使う鉄筋コンクリートと、荷重のかからない土間などに使う無筋コンクリートがあります。無筋コンクリートは昭和中期頃までは住宅の基礎など荷重のかかる部位でも使用されることが多く、筆者が調べた阪神淡路大震災の罹災住宅でもその損壊は多く目にしました。現在の新築住宅の基礎等ではすべて鉄筋コンクリートが使われています。
打設の第一段階は「せき板」の建て込みです。せき板とはコンクリートが鉄筋の周りに確実に回り込むように建てる合板製の型枠パネルです。合板は片面張りで四周を桟木(さんぎ)で補強します。せき板が自立できない場所では仮設足場などに緊結して固定します。また、せき板には打ち上がったコンクリートから取り外すために、あらかじめ離型剤を塗布しておきます。























