アパレルメーカーから不動産実務経験なしで飛び込んできた。
「リーマン・ショックや円安でアパレル業界が厳しかったので。もともとアパレルでも営業職だったので、同じ営業と思って入ってきました」
「前の会社の経理を見てもらっていた人が宅建資格があるということで、独立したので入社したのですが、全員が素人で、何からやっていいか分からないのが最初です(笑)」
それから、建売業者の現地販売、競売物件のあっせんなどを行い、実務経験を積んできたところで、リノベるに出会う。
「加盟店募集のファクスを見て、社長がすぐ加入して、カネも払ったと。払っちゃったらもうしょうがないから、最低その分でも取り戻そうと思って加盟店になったのが始まりですね」
最初から順調だったわけではない。やり方も分からないし、内覧の手配なども未経験だったので苦労したそうだ。
「3カ月くらい掛けてようやく1件契約。しかも買い替えが遅れているので引き渡しは半年後でした」。その後、何件か繰り返しているうちに、内覧から2回目くらいで決まったときがあり、それから徐々にペースが上がってきた。現在は、直近5カ月で14件を成約。1か月に1.5件が平均というから、勢いが違う。コツがあるのだろうか。
「条件が厳しいお客さんのほうがいい。ローンが通らない方などの場合、その問題点を抽出し、解決する方法を考え、提案することで成約に結びつく。今はこちらから、厳しいお客さんをと頼むほどです」
「リノベるのコーディネーターはデータ重視で理詰めで提案するので、勉強になる。また、お客様も中古をリノベーションして住むという人たちだから、進んでいる。その中で、ITなども組み合わせて、希望の家を作るのだから、まあ、カッコイイですよね」
愛知県出身、55歳。東京に来て以来、目黒・世田谷で育った。お子さん3人は既に社会人。もう肩の荷が下りたということで、「もっと契約を取りたい。まだまだ、行けると思います」。
50歳を過ぎて不動産業に入ったカッコイイ男には限界などないようだ。
(近藤 隆)























