良質中古、国交省が〝お墨付き〟 16年度に登録制度検討へ
住宅新報 2015年11月17日 号 1面
国土交通省は、良質な中古住宅を対象とした登録制度の創設を検討している。このほど開催された「既存住宅活性化ラウンドテーブル」で、構想の一端が紹介された。
国交省は16年度の取り組みとして、インスペクションや瑕疵保険などにより品質を確保した上で、それを適切に評価し金融面の優遇措置を講じる取り組みへの支援事業を予定。予算概算要求に関連費用を盛り込んでいる。これら品質や金融面のメリットに加えて、工務店や建築士などがリノベーションを実施し魅力を高めた中古住宅の販売に際し、国のお墨付きを与えるのが登録制度のイメージだ。予算要求が通れば、年明けにも本格的な検討に入る。
新制度の狙いは中古戸建ての流通促進にある。住宅・土地統計調査によると、89(平成元)年における中古住宅の流通量は14万4000戸で、内訳は戸建てが9万9000戸、マンションが4万5000戸だった。その後マンションの流通量はほぼ一貫して増え、13年には8万2000戸に達している。一方、戸建ての流通量は例年10万戸前後で大きな変化がなく、むしろ直近にかけて減少傾向。13年は8万7000戸で、マンションとの逆転も時間の問題と見られる。


























