全国まち・住宅・不動産 話題のスポット(22) 群馬県・話題豊富な最近の前橋市 日本不動産研究所
住宅新報 2011年9月27日 号 22面
連載: 全国まち・住宅・不動産
15年ぶり観光キャンペーン 出会いの場『前コン』も盛況
JR北口駅前の整備
前橋市などを拠点に7月1日から9月30日まで、15年ぶりの群馬デスティネーションキャンペーンが展開されている。これは、JRグループ6社と地域が一体となって取り組む、全国から誘客を図ることを目的とした大型観光キャンペーンである。県内での開催は15年ぶりで、今回が4回目だ。
このキャンペーンに向けて、JR前橋駅北口駅前では広場の整備が行われた。高架化完成当初に駅ビル用地として確保されていながら、20年以上暫定利用されていた旧駅跡地も、結局、駅前広場として組み込まれることとなった。
県の調査によると、7月の県内主要観光地30地点(伊香保グリーン牧場、県立自然史博物館、ぐんまフラワーパーク等)の観光客数(速報値)は114万1527人で、前年同月比5.9%増と、キャンペーンは一定の効果を上げているようだ。
郊外に「コストコ」開業
前橋郊外の大型ショッピングセンター「パワーモール前橋みなみ」に8月26日、米国生まれの大型会員制ディスカウント店「コストコ」の前橋倉庫店(前橋市鶴光路町)がオープンした。
このパワーモールは、イオンモール高崎(高崎市棟高町、06年10月開業)、けやきウォーク前橋(前橋市文京町、07年3月開業)、スマーク伊勢崎(伊勢崎市西小保方町、08年11月開業)、クロスガーデン前橋(前橋市小屋原町09年4月開業)などに続く大型商業施設で、郊外大型店同士の競争も激しさを増している。
コストコは会員制の倉庫型店舗で、外資系の食料品や日用品を低価格で購入できるのが売り物だ。全線開通した北関東自動車道の前橋南インターチェンジに近接するという好立地を生かし、近県からの集客も狙っているとのことである。今のところ県外ナンバーの車は少ないように思われるが、開店初日から混雑しており、注目度は高い。
前橋市の中心市街地に目を向けると、地域活性化に向けて様々な取り組みが行われている。その1つに宇都宮市で開催されている「宮コン」を参考に始められた「前コン」がある。前コンとは20歳以上の参加者が、手に巻いたリストバンドを見せることで加盟店を回り、各店舗の自慢の料理やお酒を愉しみながら男女の出会いを応援する、前橋中心市街地の活性化を目的とした大型「合コン」イベントである。
中心市街の明るい話題
6月4日にその第1回前コンが男女約600人対600人の規模で行われ、当日は普段より人通りが明らかに多く大盛況となった。イベント効果に対する期待も高く、9月24日には、第2回の開催も予定されている。前橋中心市街地活性化に向けた、明るい話題の1つである。
(日本不動産研究所前橋支所、不動産鑑定士・原 孝幸)






















