日本不動産研究所<第16回> 地価で見る全国の都市 ――市街地活性化と課題 岡山市都市機能の集約と更新を推進中 大型商業効果をどう生かす
住宅新報 2015年9月22日 号 18面
新幹線開通で駅前集積
岡山駅周辺は、72年の山陽新幹線の新大阪-岡山開通を契機に岡山地下街整備、岡山高島屋進出により施設の集積が急速に進み、従来の表町中心から2極化時代へ変化を遂げた。地価公示制度が73年に始まり、74年に岡山駅前、公示地点岡山5-9で1m2当たり123万円が登場する。時代はまさに列島改造ブームの真っ最中。オイルショックを克服して、80年前後に市役所筋には高層タワーの先駆けとして住友生命、三井生命、第一生命の各ビルが時を同じく建築された。
そして、安定成長からバブル華やかりし平成の時代へ。91年の地価公示では最高860万円の標準地があり、ついに7倍。しかし、この後バブル崩壊。88年1月、施行面積6.3ヘクタールで決定された駅南区画整理事業は96年まで事業が続けられた。駅元町の町名が生まれ、ホテルグランヴィア岡山、ターミナルスクエアなどの駅前を代表する建築群が集積を続けた。残る空間、旧林原駐車場跡地にイオンモール岡山が14年12月に開業し、顧客の流れに大きな変化を与えている。これを踏まえ15年地価公示では8.4%と上昇の度を高めている。























