ニュースが分かる! QアンドA 単身世帯増え、家族形態変わるか 親子や兄弟での同居増加も
住宅新報 2011年9月27日 号 22面
連載: ニュースが分かる!Q&A
先輩記者 10年の国勢調査結果がまとまってきたね。何か気づいたことはある?
後輩記者 5年に1度、実施している調査ですね。今回、ついに単身世帯の割合が3割を超え、家族類型としてこれまで1番多かった『夫婦と子供から成る世帯』(28.7%)を上回りました。前回調査(05年)では、単身世帯が29.5%、夫婦+子供世帯が29.8%でしたから。
これからの日本は、家族の形=単身世帯、になるのでしょうか。晩婚化の流れが加速し、生涯未婚率も増えていますし。『おひとりさま』をキーワードにしたビジネスを目にする機会も増えたように思います。
先輩 そうだね。大きい流れはそうかもしれない。でも新しい動きも出てきているんじゃないかな。
後輩 新しい動き…?
先輩 特に先の震災を機に、離れて住んでいた家族が近くに住むようになったり、一緒に暮らすようになったケースも多いようだ。ある住宅メーカーでは、最近、二世帯住宅の比率が増えてきたと言っていたね。何かあった時にも近くだと安心できるし、互いに手助けもしやすい。しかも、今までは二世帯住宅というと親世帯、子世帯だけだったが、更に、兄弟姉妹が一緒に暮らすことも増えているようだ。背景には経済的な側面もあるだろうけれど。
後輩 小家族化が進む一方で、集まって住む傾向が出てきているのですね。
先輩 そういう意味ではシェアハウスも似ている。シェアハウスも世帯は別々だけれど、1つの建物内でリビングやキッチンなどを共有している。必然的に入居者同士のコミュニケーションが図れるし、一人きりではない安心感があるだろうね。家族のような連帯感も生まれるだろう。人気のあるハウスでは、キャンセル待ちが出るほどらしいね。
後輩 確かに単身者の割合は、若者も高齢者世代も増えていきますが、暮らし方は多様化していきそうです。集合住宅でも入居者同士が自然にかかわりあえるような仕掛けを取り入れているケースもあります。
先輩 これまでは、どちらかというと、プライバシーを守ることが優先されてきた。これからは程よい距離を持ちながら、関わりを持てるような暮らし方が増えそうだ。






















