日本不動産研究所<第14回> 地価で見る全国の都市 ――市街地活性化と課題 山口県 地価と逆相関関係にある観光地の希少価値 下落幅日本海側で大きく
住宅新報 2015年9月8日 号 12面
白狐伝説と楊貴妃
今年7月、明治日本の産業革命遺産として山口県では萩の萩反射炉・大板山たたら製鉄跡地・恵比須ヶ鼻造船所跡・萩城下町・松下村塾が世界遺産に登録された。その少し前、今年春には山口県の県庁所在地山口市の湯田温泉に観光拠点施設「狐の足あと」がオープンした。この湯田温泉では毎年白狐まつりが行われる。湯田温泉の白狐伝説は、麓に朝倉神社社務所のある熊野神社権現山に棲む白狐が痛めた足を湧き水で治療していたことから湯田温泉の泉源が発見されたと伝えられる。
祭りというと神社を思い浮かべるが、湯田温泉神社は湯田温泉から離れた場所の朝倉八幡宮の境内末社として祀られている。白狐伝説にまつわる祭りや神社は山口県下ではほかに、瀬戸内側・下松市の花岡福徳稲荷社の「きつねの嫁入り」が稲穂祭りで催され、瀬戸内側・宇部市の新天町2丁目中津瀬神社では宇部新川まつりで「うべ狐の嫁入り行列」が行われる。さらに、日本海側の長門市油谷には外国人に人気が高い元乃隅稲成神社(今年3月、米国CNNの「日本の美しい風景31選」に選ばれた)がある。























