問われる大臣認定制度 車いす用EVでも不正
住宅新報 2015年5月26日 号 2面
国土交通省は5月20日、いうら(愛媛県東温市)が製造・販売した車いす用エレベーター(段差解消機)で、一部の部材が大臣認定を受けた仕様と異なる鋼材で製造され、強度不足が生じていたと発表した。これは、車いすごとテーブルに乗り込み、ガードや手すりと共に上下し、段差のある場所もスムーズに移動できる機械。かごを支えるガイドフレームで、大臣認定仕様より強度の低い鋼材を使用し、強度検証の結果、強度が不足していたとして、同日、同社から国土交通省に報告があったもの。
対象台数は2台で、埼玉県1台(学校)、静岡県1台(寺院)。既に大臣認定仕様通りの部材と交換済み。このほか、49台についても大臣認定仕様と異なる鋼材を使用していたが、強度検証の結果、強度不足はなかった。
同省は、いうらに対し、部材交換の内容について、所管の特定行政庁に対し、速やかに報告を行うことと原因究明を行うと共に、再発防止策を検討し、同省に報告するよう指示をした。また、関係する特定行政庁に対し、強度不足が生じた機械について、部材の交換で仕様通りの鋼材が使用されているか確認するよう要請すると共に、他の特定行政庁および指定確認検査機関に対し、建築確認・審査時に申請内容と大臣認定を受けた仕様との照合を徹底するよう周知した。


























