ミサワホームグループが南極にある日本の昭和基地の施設建設を手掛けて半世紀近くが経つ。「施工・断熱・耐候性などを考慮して構造体に木質接着複合パネルを採用し、基地も工業化住宅も同等の性能を」という方針のもと、グループがこれまでに受注した基地の施設は36棟、延べ床面積約5900m2に上る。
新たな施設の建設の準備と既存施設のメンテナンスに加えて、過酷な環境で任務にあたる隊員たちの日々の生活空間をより快適にするために、55次南極越冬隊として赴任した坂下大輔さんが、このほど帰国報告会に臨んだ。過去2回、夏の4カ月間だけ赴任した経験はあるが、越冬は初めて。同社が新たに受注した基本観測棟の準備も今回は加わった。
「ここ数年、南極観測船が着岸できなかったため基地の備蓄燃料も減り気味で、55次隊は隊長を含めて24人と例年にない少数編成となった。最低気温マイナス45.3度、年の3分の1は風速15メートルを超える過酷な環境で、自然の脅威を実感した」という。























