関西圏主要駅 住宅地地価 1月1日時点 (14年10~12月期) 上昇基調続き4.8%増 横ばい増加で安定感鮮明
住宅新報 2015年3月3日 号 8面
前年同期に比べ価格が上昇した地点数は260地点。256地点で過去最高数だった前回調査時に比べて更に4地点増やし、全地点数(314地点)の83%弱に達した。上昇地点数が全体の6割を超えるのは7調査連続。これに変動率ゼロの横ばい3地点を合わせた合計は263地点となり、51にとどまった下落地点数を212地点上回った。平均価格も全府県・エリアで4調査続けて上昇、関西圏平均は前年同期から2.3万円上げ50.4万円台を付け、調査開始以来2番目の上げ幅になった。
変動率も4調査連続して全府県・エリアで上昇したが、横ばい地点が増えたため上昇率そのものは前回時の1.1%から0.6%に縮小、13年10月調査から続く反転上昇トレンドに一服感が出始め、代わって安定化傾向が強まる結果になった。
府県・エリア別では、地点数が最も多い大阪府で上昇地点が増えた。前年比では全139地点のうちほぼ8割に当たる111地点で上昇、前回時より3地点増やす一方、下落地点数は27地点にとどまった。上昇率も大阪府平均で3.9%となり、前回時より0.6ポイント上げ幅を広げ、平均価格は50.8万円になった。
府内各エリアでは、マンションなどの新規供給で強気な価格設定が続く北摂エリアで調査33地点中8割強の27地点が上昇、平均価格は前年より1.8万円アップの60.9万円となり、上昇率も同3.1%と前回時の同2.4%から更に0.7ポイント広げた。東大阪でも前回時に続いて調査40地点中7割強の地点がアップ、同2.8%の上昇になったほか、昨夏以来底打ち傾向を見せていた南大阪でも上昇基調が続き、平均で同5.4%と前回時より0.9ポイント上げ幅を更に広げた。
京都市内北部や阪神間など地価水準の高い人気高級住宅地の騰勢感も依然強く、「学園前」など奈良県北部の高級住宅地などにもその流れが波及したほか、奈良市や和歌山市、大津市、姫路市など地域拠点主要地点の上昇傾向も顕著になっている。
京都の好調さ続く
京都では府内最高地点の「北山」が前年比で8.8%上昇。昨年7月調査で初めて120万円台を超え10月調査で120.06万円まで上げていたが、今回調査では更に0.9万円上積みして126.31万円台になったのをはじめ、「北大路」「今出川」「出町柳」といった市内北部の高級住宅地の上昇傾向も継続した。
「北山」隣接の「北大路」では同5.2%、「東山」で同8.3%上げたほか、前回時に初の100万円台地点になった「今出川」も同5.6%アップの101.6万円になった。「二条」や「嵯峨嵐山」など市内中心部・縁辺部の歴史景観エリアや、「桂」「丹波橋」など周辺ターミナル拠点でも上昇が続いている。市内の新規億ションが即日完売するなど、首都圏や海外富裕層の資金流入も顕著で、内外を問わず「京都ブランド」の強さがここ1年ほどで際立ってきた。
滋賀県の騰勢も引き続き目立っている。前回時に同13.0%だった県平均(25地点)上昇率は、今回も11.3%と全府県・エリアで唯一1割超えとなった。前回同様、域内拠点都市の大津市内の主要ポイントと、隣接市の草津市内ポイントが同1~2割強上昇。京都市内への需要と投資資金の一部が、隣接市で域内拠点市でもある大津や草津を中心に湖南・湖東エリア全般に流れ込み、これが滋賀県平均の高い伸びを支える傾向が続いている。

























