地方に生まれる活気 「独自色」の開発(2)
住宅新報 2015年1月6日 号 17面
富山 公共交通軸にコンパクト化 沿線居住者が増加
富山市で、公共交通を軸とした「コンパクトなまちづくり」が進んでいる。10年ほど前から、既存のJR路線を活用したLRT(路面電車の1つ)や市内電車の整備、中心市街地地区への居住を促進するための助成など次々と施策を打ち出してきた。こうした取り組みを続けてきたことで、公共交通沿線の居住人口が増えるなど、徐々にその成果が見え始めてきた。OECD(経済協力開発機構)の「コンパクトシティ政策報告書」の中で、先進5都市の1つとして取り上げられるなど海外からも評価を受けている。
持家率や世帯当たりの自動車保有台数で全国トップクラスの富山県。富山市はその中央部に位置する人口42万人の都市だ。戸建て志向が強く、近郊の地価が安いことなどから、全国の地方都市と同様に、人口・世帯数の増加と共に市街地が郊外へと急速に広がっていった。その結果、全国の県庁所在地の中で人口密度が最も低い市街地となった。























