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スタンダード会員限定ひと 〝目からウロコ〟のリフォーム グループホームやオフィスからの依頼も増えたヴェルディッシモ社長江口惠津子さん

住宅新報 2015年1月6日 号 2面

連載: ひと

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ひと 江口惠津子さん

ひと 江口惠津子さん

 「『目からウロコ』と言ってもらった時でしょうか」。「顧客からの嬉しい一言は?」の問いについて、はにかんだような笑顔で答える。

 建築士、インテリアコーディネーターとしてリフォーム事業に携わること二十数年。テレビ番組の企画では、「匠」として登場。メディアへの露出度も高く、手掛けた住宅は「劇的な変化」を遂げる。それを目の当たりにした顧客は、まさに「目からウロコ」。「プロ中のプロ」の腕前だが、意外にも、「普通の主婦」が出発点だ。

 慶応大学経済学部在学中に結婚。卒業後は3人の子育てに奔走し、10年間は主婦業に専念した。以前から抱いていた「社会に出たい」という思いを叶えたのは、その10年の間に感じ、自分なりに解決してきた「住まいの改善方法」。専門は建築分野ではないものの、もともとのクレバーさを発揮し、自分なりの手法を世の中に提案できるようになった。

 プランニングの根幹は、「家の中心にキッチン」だ。母親がそこに立つことで、家族同士の気配が雰囲気で伝わり、安心感も得られる。「それが家族の幸せにつながります」。依頼主へのヒアリングで家族の楽しい話や夢を聞き、希望を聞く。そして、どのようなキッチンであれば、もっと素敵なストーリーに仕上がるか。クライアントの笑顔を思い浮かべ、一つひとつ、丁寧にプランを落とし込む。

 日本フリーランスインテリアコーディネーター協会の会長も務める。設計領域は、グループホームやオフィスビルにも広がった。「住宅のような居心地の良い仕事場に」。従業員のことを思いやる経営者たちから、設計依頼が続々と寄せられている。

 あと3年で「還暦」とは思えない風貌。その秘訣は、仲間と交わす楽しいお酒とロードレース。「そろそろ、ちょっとゆっくりした時間を持ちたいですね」。しかし、リフォーム拡充は、政府が「国策」として取り組む分野だ。

 社会はまだまだ、彼女を必要としている。

 (福島康二)

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