明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第57回 競売不動産の表示 地域の不安解消に必要では
住宅新報 2014年11月4日 号 4面
まちへ出るとロープが張られて入れないようになっている不動産を目にすることがある。誰かが管理していることを示しているが、競売物件やその予備軍のことも多い。十分使える状態なのに使っているようには見えないことに加えて、立ち入り拒否を宣告する状態は通りかかる人や地域の人には謎めいていて不気味さを感じることもある。
競売は、銀行などから抵当権を付けてお金を借りた債務者が、お金が返済できなくなった時に、債権者が抵当権のついた担保不動産を手続きにしたがって申し立て、裁判所が強制売却することである。
競売不動産の特徴を見てみよう。まず買主から見た場合のメリットとして挙げられるのは、一つ目が「競売市場修正」により価格が安いこと。一般の不動産取引と比べて法律による保護が薄いので、通常の不動産価格よりも3割ほど安いといわれる。二つ目として、特殊な不動産を入手できること。通常の不動産市場には出回らないような不動産を競売市場で見かけることがある。























