宅建取引主任者から「取引士」への転換 後藤不動産・後藤晃氏が提言 仲介業者の団体設立も
住宅新報 2014年8月26日 号 9面

後藤晃社長
――取引士への名称変更が実現しました。
「不動産業界全体にとって、大変喜ばしいことだ。一人ひとりに自覚が生まれ、資質向上につながると思う。ひいてはお客様のためになる」
――一般消費者の期待も高まると思います。
「それに応える仕事をしなければならない。『弁護士』『公認会計士』『税理士』『不動産鑑定士』など、士のつく資格のイメージは誇り高いものがある。〝期待を裏切らず、しっかりとした仕事をしてくれるはずだ〟と思われるのが『士』だ」
――士になるにあたり、何が必要でしょう。
「やはり、しっかりとした倫理規定だと思う。アメリカのように、個々のリアルターが責任ある業務を遂行するための根拠となる規定を、はっきり定めるべきだ」
――業界団体の役割も大きなものになりそうです。
「いま、宅建協会などの業界団体は、開発から買い取り、仲介など様々な業種の会社が混在して構成されている。その中で最も数が多いのは仲介業者だが、士になることを機に、仲介業者独自の団体を立ち上げることも考えてよいと思う」
――具体的には。
「土地や建物を仕入れて販売する業態とは異なり、仲介業は完全なフィービジネスだ。利益を上乗せすることのない仕事といえる。仲介業者はそのことを明確に打ち出し、もっとアピールして業務に携わるべきだと思う。不動産業には様々な業態があってしかるべき。ただ、その中でも地域の不動産会社のメーンである仲介業については、倫理観を強く持ち、フィービジネスとして業務を遂行していることを伝えるためにも、業態別の団体設立を考えてよいと思う」






















