ハウスプラザで、中古リノベーション事業に従事する(7面に関連記事)。当該事業で生活者目線の提案力を重視する同社は、主婦の採用を推進。その第一号だ。この数年間は歯科助手として働いていたが、それまでは専業主婦。1年前に縁あって同社へ入社した。
短大卒業後、不動産会社に就職。「やり甲斐はすべてお客さんからもらった」という当時の経験を、今も原点として心に留める。その後異業種を経て結婚し、退職。2児の母となった。「子育てをして、本当によかった」。その一言には、喜びだけでなく、ときに辛苦も味わいながら命を守ってきたことへの充実感がにじむ。
下の子が5歳の頃。幼稚園で遊具から落ち、左腕をけがした。打撲程度と認識していたが、対面した娘の腕は骨が皮膚を突き破った状態。医師からは「あと2時間後、命がないかもしれない」と宣告され、同時に腕を切断する際の同意を求められた。夫に連絡する余裕はない。一瞬逡巡し、サインした。痛みを通り越して、ぼんやりする我が子の姿を覚えている。その後、8時間に及んだ手術の間の記憶はない。























