米国系フルモト東京にシニアパワー 70歳の高校同級生が活躍 組織体制整い次の目標も
住宅新報 2014年8月12日 号 20面
米国ニューヨークにある日系のフルモトリアルティは、これまで多くの日系企業の進出を手助けしてきた、知る人ぞ知る不動産会社だ。その日本法人がフルモト東京。国内需要者にニューヨーク物件の紹介などを手がける。最近増えているのは飲食店などの出店。ニューヨークを旗艦店と位置付け、進出することで人材確保につなげようという飲食チェーン店もある。夢のある大都市であり、また、不動産投資では、米国で最も底堅い人気を維持している都市でもある。
そのニューヨークへの橋渡し役を務めているフルモト東京の陣容は、社長の鹿野明さんが65歳で、不動産営業部・岩嶋東也さんと海外事業部・那須久志さんが共に70歳。二人は高校の同級生である。岩嶋さんは40歳の時、鹿野社長が勤務していた不動産会社に入社して知り合い、バブル崩壊後は駐車場会社の社長を務めていた。那須さんは総合商社で海外勤務を経験し、定年後は引退生活を送っていた。鹿野さんと岩嶋さんが旧交を温める中で、「一緒にやってみよう」となった。英語が達者な那須さんをニューヨーク物件の担当者として呼び込んだ。その体制が整ったのは昨年4月。物件への引き合いも増えている。ニューヨーク本社会長・古本武司氏も奇しくも70歳である。
鹿野さんがフルモト東京の看板を掲げて25年になる。ニューヨーク物件を取り扱う異色の不動産会社ではあるが、ビジネスの大半は国内物件に振り向けざるを得ない。岩嶋さん、那須さんを迎えて営業3人体制となったことで、「業務分担が明確になり、会社組織らしくなってきた。次の目標はコンスタントに収益を上げる体制、基礎体力づくり」とシニアパワーの導入効果に目を輝かせる。























