トータルブレインのマンション最前線 中古価格を左右する立地評価
住宅新報 2014年7月22日 号 10面
潮目が変わりつつある首都圏のマンション市場を検証することを目的に、新築と中古のマンション対比を試みたトータルブレインの首都圏分析レポート「中古マンション市場考察」と、同社へのヒアリングをまとめた後半。今回は新築供給が減少し、市場性が低下傾向にある近郊・郊外エリアに視点を置いて、マンションの市場動向をまとめた。
09年以降、新築供給エリアの都心回帰が進んだことで、近郊・郊外の新築戸数は減少した。中古との戸数ボリュームの差は非常に縮小してきている。06年、07年の中古の対新築供給比は40%前後。これが「13年は中古市場が新築市場の8割のマーケット規模にまで拡大し、中古市場が無視できない存在になっている」(トータルブレイン)という。
これを助長するのが、今後の建築費の高騰だ。同社によれば、「新築市場は昨年から価格が上昇に転じているが、今年後半から更に建築費の上昇分が価格に上乗せされる」。その結果、新築相場はもう一段の上昇が必至で、特に価格に占める建物比率が高い近郊・郊外エリアは、その影響は一層高まる。
























