明海大学不動産学部 不動産の不思議 学生たちの視点と発見 第36回 アスベスト情報の開示 安全安心なまちのために
住宅新報 2014年6月3日 号 9面
【学生の目】
浦安市の住宅街で1棟の集合住宅が目に入った。アパートと思えるその建物は1階がピロティで上階が住戸になっているが、賑わいがなく空き家のように見えた。よく見ると使っている住戸もあり、完全な空き家ではない。しかし1階ピロティの天井は一部剥がれ、全体的に管理が十分でない印象を受ける。
鉄筋コンクリート造りか鉄骨造りか判断できないので、天井裏が露出する部分で確認しようと近づくと、床はデッキプレートで梁は耐火被覆されていたので鉄骨造りとわかった。あまり見ない鉄骨の耐火被覆を見て勉強になった半面、材料が気になった。かつてアスベストが耐火被覆の材料だったと聞いていたからだ。閑静な住宅街の通学路に面した敷地でアスベストが疑われる部材が無造作に露出していることに対し、安全性に深く疑問を感じた。























