20年五輪目指し変わる東京 交通インフラ着々と 「東北縦貫線」は来春開業 新線計画など相次ぐ
住宅新報 2014年5月13日 号 1面
2020年東京五輪・パラリンピックの開催が決まって以来、選手村や競技施設が数多く建設される湾岸部を中心に交通インフラ整備に加速がかかったように見える。オリンピック道路とも呼ばれるようになった環状2号線などの都市計画道路の部分開業に、地下鉄駅の拡幅や延伸、更に新線計画や新交通構想なども五輪開催に絡めて語られるようになった。ただ、交通インフラの場合、競技施設と違って突貫工事でというわけにはいかない。持ち上がっている交通インフラ整備の現況などを探った。
環状2号と湾岸部
今都内で最も注目されている新しい道が環状2号線の新橋・虎ノ門間だ。3月29日に開業したばかりだか、地下トンネルと地上部のコミュニティ型道路(新虎通り)、更に6月には道路と一体的に開発した52階建ての複合機能ビル(事務所、住宅、ホテル、商業)である「虎ノ門ヒルズ」が開業する。人の流れや街の姿を変える起爆剤として期待されている。この環2は築地、勝どき、晴海、豊洲を経て江東区有明まで延びる。その隅田川に5月8日、橋が架けられた。計画通りにいけば15年度中に完成。まさに五輪で大活躍しそうな道となる。
この湾岸部では今なお数多くのオフィスビルやタワーマンションが建てられ、豊洲市場の整備も本格化した。人口増加でパンク状態にある大江戸線勝どき駅の拡幅工事が進行中であるほか、有楽町線豊洲駅と半蔵門線住吉駅を結ぶ延伸計画や、銀座~晴海間の高速バス輸送システム計画などが浮上している。その実現の可能性は未知数だ。

























