安全対策ガイドラインを策定 機械式駐車場 死亡事故など受け
住宅新報 2014年4月8日 号 2面
国土交通省はこのほど、機械式立体駐車場の安全対策ガイドラインを策定した。マンション敷地内などの機械式立体駐車場施設で、子供を含む一般利用者が機械に体を挟まれ死亡する事故が発生しているためで、07年6月から14年2月の間に一般利用者の死亡・重傷に至った事故は26件で、死亡事故は10件(人)にも上る。
マンションの大規模化に伴い、駐車場施設も巨大になり、操作に熟練した者が取り扱うべき規模・構造を有する施設を一般の利用者が操作しているケースが多く、機械式立体駐車場の更なる安全性向上に取り組む必要があることから、再発防止に向けた安全対策の在り方について検討するため、委員会を設置。計4回にわたって検討を行い、報告書がとりまとめられた。それを踏まえ、「ガイドライン」として策定した。
「ガイドライン」では、位置づけとして安全対策を提示すると共に、マンションなどの専用駐車施設における機械式駐車装置について、「ガイドライン」に準拠するよう推奨。
機械式立体駐車場の特性と危険性を上げ、機械には「絶対安全」はないという認識の上、関わる製造者、設置者、管理者、利用者が早期に取り組むべき事項を列挙し、各主体がそれぞれ協力して安全確保と安全利用に取り組むよう提言した。
取り組みでは、製造者には、利用者が安全確認ボタンを操作した後でないと装置が稼働しない機能を操作盤に設置するなど、技術的なものを挙げた。設置者には、装置の出入り口及び周囲に適切な柵などを設けるなどの安全対策、管理者には、操作方法や注意事項の遵守などの書面説明を徹底させることなど、利用者には、子供を近づかせたり、酒気を帯びた状態で装置を取り扱わないことなどを要請した。
今後、関係団体へ安全対策の強化と適正利用の周知を行うと共に、地方公共団体に対して機械式立体駐車場の安全設備などに対する実態調査の実施を要請する。


























