新住まいの「ことわざ」<208> 井の中の蛙 松岡英雄
住宅新報 2014年3月18日 号 14面
連載: 新住まいの「ことわざ」
燦金会という集まりがある。月一回、第三金曜日に集まるから三金会なのだが、それでは味気ないと燦の字を当てている。
大京の横山修二さんが設立されたアーバンハウジングが事務局となって、当時の住宅政策課長だった内藤勲さんが住宅・不動産の情報交換や勉強の場にしようと始められた。メンバーは建設省、住宅金融公庫、不動産団体事務局、報道機関で10人ほどだった。官庁関係は担当者が異動の都度引き継がれてきた。
燦金会は今月300回を迎える。89(平成元)年のスタートで、実に25年間続いている。すごいことである。これだけ長く続いたのは、会長さんの情熱の賜物である。
その内藤さんは、今年の冬はスウェーデン・ヴィゲーンズ社の耳覆いのついたデザインキャップ(野球帽にそっくり)をかぶっておられた。背広とオーバーコートに野球帽は似合わないはずなのに、なかなかおしゃれな装いであった。
不動産経済研究所の橋口勝三さんがこの3月に退職される。橋口さんは、毎回、マンションの市場動向調査結果の資料を用意し解説をしてくださった。来月からもう聞くことができない。それが寂しい。
私はご縁あって最初からの参加であるが、定年後も出席を許していただいている。乃木坂にある隠れ家的なレストランの昼食をいただきながらの研究会。おかげで井の中の蛙にならないですんでいる。 (エッセイスト)






















