宅建業者を中心とする関連業者がチームを組み、中古住宅流通関連のサービスを一気通貫でサポートする。こうした仕組みづくりを進める九州・住宅流通促進協議会に、〝鑑定士代表〟として従事。昨年はそこで、重要事項説明の作成をサポートする「らくらく行政調査手帳」を編纂した。福岡県の各市町村の関連法令・条例を一覧表示し、担当部署や役所などの地図も添付した1冊だ。
協議会において鑑定業の役割として想定されるのが、売買時の住宅評価。しかし発足から1年半を経た今、「難しい」と率直に明かす。金融機関の住宅ローン審査は概して、建物の担保価値ではなく借り手の属性に重きが置かれる。そのため評価の実効性が分かりにくく、そこにコストを掛ける発想が、消費者の間で根付いてはいない。建物評価の新指針策定といった政策に期待しつつ、長い時間軸で進展を見守る。
ただ、待つのみでは「業界に将来はない。業務領域は自分で広げる」。この信条が、らくらく手帳の根底にある。



























