全国住まい・地元 再発見 一般財団法人日本不動産研究所 (33) 長野県・松本山岳地帯で行われる海の祭り 神話の世界に遡る起源
住宅新報 2014年1月21日 号 14面
連載: 全国 住まい・地元 再発見
阿曇氏(安曇氏とも表記)
松本市を中心とするエリアには、海に関する地名が見られます。例えば、新島々・下島・島内・島立・上海渡・竜島など。また旧穂高町(現安曇野市穂高)にある穂高神社で行われる「御船祭り」は海に絡んだ祭りです。これらの事柄を掘り下げてみたいと思います。
阿曇氏(安曇氏)は、海人族として知られる有力氏族で、発祥地は、現在の福岡市東部とされます。後に最初の本拠地である北九州の志賀島一帯から離れて全国に移住しました。この移住の原因として、磐井の乱や白村江の戦いでの安曇比羅夫の戦死が関係しているとの説があります。安曇は海人津見(あまつみ)が転訛し、津見(つみ)は「住み」を意味し、その説だと安曇族は「海に住む人」を示しています。























