ミサワホーム 子会社の施工不備公表 補助材不足1619棟に可能性
住宅新報 2013年11月19日 号 3面
ミサワホームは11月15日、子会社などにおいて施工上の不備があったことを公表した。
子会社であるミサワホーム中国で建設した一部の建物で、「軸組材」と「面材」で構成される補助水平構面を設置しなければならないところ、軸組材のみが施工され、面材が施工されていない建物があった。
これを受けて、ほかの販売施工会社でも社内調査したところ、子会社のミサワホーム北海道、協力会社のミサワホーム佐賀でも同様の建物の存在が判明した。ミサワホームでは、「お客様、関係者には多大なるご迷惑、ご心配をお掛けした。二度とこのようなことのないよう、再発防止に努める」とコメントしている。
問題となった補助水平構面とは、壁パネルの高さが一定以上になった場合、または屋根パネルの屋根勾配が2分の1を超える場合に、壁・屋根パネルの面外変形を抑える補助的な部位のこと。本来は軸組材と、合板や石膏ボードなどの面材で構成されるものだが、今回問題となった施工不備は面材が不足していた。
これまでに、ミサワホーム中国で3棟、北海道で1棟、佐賀で1棟について施工不備が確認されたが、同じ担当者や施工会社によるものであることから、同様の施工不備が中国で1415棟、北海道で147棟、佐賀で57棟、合計1619棟に上る可能性があるという。いずれも、販売施工会社の建設担当者の誤認、施工業者の認識不足によるものだ。
安全性に問題なし
補助水平構面は、壁パネルや屋根パネルの変形を抑える補助的な部位であり、未施工でもほかの構造材により地震などの安全性に問題はない。ただ、風圧の影響でパネル変形が早まる恐れはあり、更に、一定施工の場合はこの補助水平構面を設置することが条件となっているため、建築基準法に抵触する恐れはある。
ミサワホームでは今後の再発防止策として、「施工マニュアルの徹底」「教育研修制度の内容見直し」「現場検査工程の改定」「全棟に天井点検口の設置必須化」などを挙げている。また、「問題のある住宅について、オーナーなどの希望を含めて十分納得していただける対応を考えたい」としている。


























