全国住まい・地元 再発見 一般財団法人日本不動産研究所 (20) 奈良県・橿原市今井町で江戸時代の町家散策 重要伝統的建造物群 保存地区の活性化
住宅新報 2013年10月15日 号 12面
連載: 全国 住まい・地元 再発見
「寺内町」そのまま
奈良県には世界遺産の「古都奈良の文化財」と「紀伊山地の霊場と参詣道」があり、これらに目が向きがちだが、奈良盆地南部に位置し、万葉集にも登場する畝傍山・耳成山・香具山の大和三山が所在する橿原市に、江戸時代そのままのたたずまいと情緒を残す町・今井町がある。
徒歩圏内に近鉄大和八木駅、八木西口駅、JR畝傍駅があり、時代劇の撮影などにも使われる町並みは、世界的にも貴重な財産で、93年には国の「重要伝統的建造物群保存地区」にも選定された。今井町は、現在の称念寺を中心に周りを濠と土塁で囲んだ「寺内町」(環濠城塞都市)として約400年前に造られ、東西約600メートル、南北約310メートル、面積約17.4ヘクタールの地区内には、全建物数約1500棟弱のうち、約500棟の伝統的建造物があり、全国で最も多い地区となっている。























