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スタンダード会員限定首都圏マンション 激戦地を行く トータルブレインの分析 (10) 京王線・武蔵野線府中周辺エリア 供給過多も駅力で好調

住宅新報 2013年10月1日 号 10面

連載: マンション激戦地を行く

不動産テック・DX
府中周辺エリアの供給推移

府中周辺エリアの供給推移

 京王線・武蔵野線・南武線の府中周辺エリアのマンション供給は年間300~400戸台程度だ。トータルブレインによると、リーマンショック直後は市場収縮が見られたが、11年以降は400戸台を回復している。また、販売価格は高水準で横ばい傾向。平均面積は70m2台前半で、平均価格は4000万円台のファミリー商品が中心という。

 同エリアの注目ポイントは、供給が府中駅近隣に集中している点だ。12年以降販売物件(11年に新規発売して、12年以降に継続期分け販売している物件を含む)を見ると、16物件中10物件の最寄りが府中駅だ。「需給バランス面では決して良好とはなっていない」(トータルブレイン)状況だ。

 また、府中駅徒歩10分圏における12年以降の平均坪単価相場は、231.2万円。価格上昇期の06~07年時(237.8万円)と比べるとかい離は少ない。「全体的に高めの相場を形成している」(同)。

 しかしながら、トータルブレインが行った前出16物件の販売状況に関する事業者ヒアリングによると、販売好調が6物件、まずまずも6物件で、販売苦戦は1物件にとどまっている(不明・これからが3物件)。トータルブレインは「販売は意外に順調なエリア」と指摘する。

 では、好調の要因はどこにあるのか。事業者ヒアリングでは、「立地」が4物件で最多だった。実際、好調事例をみると、いずれも駅徒歩5分圏の好立地。最寄りが府中駅であれば坪210万~230万円台、周辺駅(府中本町・西府駅など)であれば、坪190万~200万円台で好調になっているという。

 こうしたことからトータルブレインは好調の要因について、「府中駅の評価向上が考えられる。従前から京王線沿線の中でも交通利便性が抜群だったが、近年の駅南口の再開発でポテンシャルが向上して、人気が高まっている。一方、府中以外の駅については、需給バランスの良さも背景にあると思われる」と分析している。

 

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