全国住まい・地元 再発見 一般財団法人日本不動産研究所 16 岡山市・競争時代迎えた都市のうねり 大型商業施設は何をもたらすか
住宅新報 2013年9月17日 号 16面
連載: 全国 住まい・地元 再発見

現在、建設途上のイオンモール岡山店
悲願の政令指定都市
岡山市は、言わずと知れた岡山県の県都で、11年4月に政令指定都市にやっと昇格できた。やっととは、数十年にわたる悲願であったからだ。岡山市では単独では昇格できず、早くから倉敷市との合併を進めようとしていたが、県南でもその背負ってきた歴史と岡山市に飲み込まれまいとする経済界の消極性、市民性から長く頓挫してきた。政府の政令市昇格要件の緩和によって、岡山市は、周辺町村を合併し70万人の要件で実現したわけだが、ようやく定着してきている。
歴史をひもとけば、遙か昔、大和朝廷が全国を統一する過程で強い勢力を持つ「吉備の国」「出雲の国」を征服、従えてきた。古代の歴史資料は少ないが、大和に近く様々な勢力が競争し合う中で大いに力を持っていた証が、奈良県、大阪府以外ではきわめて少ないのに、岡山県南に巨大古墳が複数点在することはあまり知られていない。吉備の国は、その後「備前」「備中」に分けられ、更にその後再度分割され「美作」が設けられた。






















