大学不動産連盟「URELベースボールリーグ」春季野球リーグは、7チームによるトーナメント戦の末、5勝1敗の戦績で日本大学OB・桜門会の初優勝で幕を閉じた。建築設計、不動産業を手掛けるフィルツグループを経営する山口昭夫氏は、桜門会会長のほか総勢35人ほどのこの野球チームの総監督を務める。
全日程終了後の表彰式では、「5位に甘んじた昨シーズンは敗戦の弁を語り続けたが、バッテリーを補強したことと、絶大の信頼を置いている大谷秀文監督の采配も光った」と今季の躍進を語る。そして、何よりもチーム一丸となって戦った選手たちをたたえる言葉も忘れない。
もうひとつ「優勝に導いた秘策、チームの誇り」と胸を張るのが、修善寺と熱海で昨年2度ほど実施した合宿だ。
「選手は皆仕事が忙しく、月2回の練習がやっとだが、裸の付き合いができた合宿で、チームに一段とまとまりがでてきたことも大きかった」と振り返る。
前身も含め連盟設立10年の節目となった10年の連盟大会で13校(当時)を代表する大学不動産連盟理事長に就任し、任期中に東日本大震災が起こった。社会貢献も謳う連盟として、復興のために少ない予算の中から寄付金を絞り出し、あしなが育英会に寄付を行うなど奔走した。
目前に迫る秋季リーグに向けては、「ダークホース的存在だった桜門会が優勝を果たしてしまったが、秋も当然連覇」と意気込む半面、「各チームの実力も拮抗してきた。桜門会チームは追われる立場になると弱く、厳しい戦いを覚悟せざるを得ない。優勝が目的ではない」と気を引き締めつつ、弱気な発言も飛び出す。
連盟本来の目的のひとつである仕事の交流については、「年々仕事の交流も深まり、成果も順調に伸びている。我々としては野球を通じて密な体育会系の仲間がこれまで以上にまとまりを持ち、更にチームが増えてくれることも期待したい。本当の意味で7チームがスタートラインに立った野球リーグ、桜門会、15校に増えた連盟の活動を多方面から支えていく」と抱負を語る。 (市川佳之)



























