新住まいの「ことわざ」<175> 棚から牡丹餅は落ちてこない 松岡英雄
住宅新報 2013年7月16日 号 14面
連載: 新住まいの「ことわざ」
何事もせずに幸運がまいこむなどと思ってはならない。努力もしないで利をあてにしてはいけないということ。労せず幸運を得ることは『棚ぼた』である。
東京スカイツリーの展望台に開業1年間で来場したのは638万人、東京ソラマチの来場者を合わせると5080万人、東京ディズニーリゾートが2750万人だから、たいへんな賑わいである。さぞ、地元の商店街も賑わったことだろうと思いきや、さにあらずというから、何事もおこぼれに預かることは難しいようである。
和牛オーナー制度が行き詰まり、約4200億円の負債を抱えて11年8月に経営破綻した畜産会社「安愚楽牧場」の元社長らが、事実と異なる説明で出資者を勧誘したとして、先月、逮捕された。最初のころは、年3~4%の配当も行われていたが、破綻直前は自転車操業状態で新規の募集で集まった金を配当に回していた。出資者は7万3000人にも及んでおり、清算しても出資金の4%程度しか戻ってこないというから、本当にお気の毒であるが、うまい話には気をつけないといけないということである。






















