列島 ホットなまち 一般財団法人日本不動産研究所 □□49 福島県・「がんばっぺ!」いわき市 観光客戻り地価も上昇
住宅新報 2013年5月14日 号 14面
連載: 列島 ホットなまち
類を見ない多重災害
11年3月11日に発生した東日本大震災は、地震・津波・原発事故と過去に類を見ない多重災害を福島県にもたらした。あれから2年を経過したが、今なお多くの人々が県内外への避難を余儀なくされ、仮設住宅などでの不便な生活を強いられている。その一方で、県民の懸命な努力と全国からの応援のもと、一部地域では帰還が始まるなど着実に復興に向けた取り組みが進められている。こうした社会的背景のもと、13年地価公示での福島県内の平均変動率は、住宅地1.6%下落(前年6.2%下落)、商業地4.5%下落(同7.2%下落)、工業地1.5%下落(前年6.9%下落)とすべての用途で下落率は縮小した。震災などで多くの犠牲を強いられながらも、復興に向け懸命に取り組んでいる街として今回、いわき市に焦点を当てた。
いわき市は、阿武隈高地の東方で福島県南東端に位置し、太平洋岸約60キロメートルの海岸線には漁港、国際貿易港などがあり、また、南は茨城県、北は東京電力福島第1・第2原子力発電所や広野火力発電所などがある双葉郡内の各町村と接している。























