新住まいの「ことわざ」<165> 家は狭かれ心は広かれ 松岡英雄
住宅新報 2013年5月7日 号 11面
連載: 新住まいの「ことわざ」
アベノミクス効果で円安株高が進んでいる。不動産への投資も活発になっているらしい。それは悪いことではないが、インフレになると、不動産業界はどうなるのだろうか。マンションの売れ行きがよくなるのだろうか。ビルの賃料を引き上げられるのだろうか。
マンションもビルもいきなり需要が増すとは思われない。むしろ輸入資材や電力などのコストアップにつながる分を分譲価格や賃料に転嫁できるかどうかのほうが問題である。バブル景気にでもなれば話は別だが、そんなにうまく行くとも思われない。それにバブルはいつか弾けるのだから、誰かがババを掴まされることになる。
ゴルフ会員権を高値で買った友人がいる。聞けば今では1000万円近く値下がりしているという。ゴルフが好きだから値下がりは気にしていないと言う時の彼の横顔はちょっと寂しげである。






















