太陽光発電マンションが好調なタカラレーベン。住戸別に利用でき、売電も可能なシステムを搭載して、10年に供給した第1号物件では、販売現場のまとめ役を担った。
現在は、各販売現場の管理が主な仕事。本部の仕事が忙しくても、平日は必ず1日、現場に行く。むしろ行きたいのだという。
「行く現場は、基本的に苦戦している所。なぜ苦戦しているか、どうすれば販売が進むか。現場責任者と一緒に考える。現場の辛さに浸らないとわからない」
新人の頃、営業力向上のため続けたのは、技術を盗むこと。先輩営業マンの接客をひたすら受けた。手つきや視線の送り方、物件の紹介方法、お客さんへのライフプラン提案。教えられるのではなく、自分が良いと思ったことを吸収した。休日返上でノートにまとめた1年間が、今の力だ。
営業本部の次席になった今、後輩には自分が培ってきた技術と、もう1つ伝えたいことがある。
「会社を好きになってほしい。自分は会社が好き。社長は、自分がいち営業マンの頃から、生年月日や住んでいるところなどを知っていた。社員を仲間や家族として見ていると感じられる環境を作っている。だから好き。好きな場所だからこそ頑張れる」
12年6月、34歳で取締役になった。何を期待されているのか、「最初は戸惑った」。それでも自分なりに解釈したのは、自分を成長させようとしてくれているということと、営業現場のもつ意見を反映してくれということだ。
会社が好きで、現場が好き。そんな人の口から出る言葉は常に前向きだ。〝最初は戸惑った〟という言葉にも、続きがある。
「誰もがトップを目指さなくてはいけないと思う。自分もたどり着けるよう頑張りたい」 (葭本 隆太)























