松岡英雄新住まいの「ことわざ」 <135> 明日の事を言えば天井で鼠が笑う
住宅新報 2012年10月2日 号 22面
連載: 新住まいの「ことわざ」
相鉄いずみ野線が湘南台駅から慶応大学湘南藤沢キャンパスまで3.3キロ延伸されるかもしれない。湘南台駅からバスで通学している学生さんにとっては格段に便利になる。もっとも、これから具体化の検討に入るということなので実現する時期はわからない。
64年に大学に入学した時、大田区西馬込に下宿先を決めた。下宿のおばさんが「ここは地下鉄が通るから便利になりますよ」と教えてくれた。都営1号線(現在の都営浅草線)が通れば三田まで一本で行けることになる。
しかし、実際に開通したのは68年11月だった。その年の3月に卒業し西馬込から引っ越していたので、残念ながら地下鉄の恩恵には与れなかった。
消費税は、14年4月に8%、15年10月に10%に引き上げられる。増税法案が可決されたのだから間違いない。今更、民主党の裏切りをぼやいてもはじまらない。マニフェストなどという横文字に騙された国民が悪いのである。「公約」と言ってくれたら、どうせ守らないだろうと最初から期待などしなかったのに。
「明日の事を言えば鬼が笑う」「来年の事を言えば鬼が笑う」とも言う。世の中の事は、前もってはかり知ることができないということである。しかし、鬼が笑ってもいいから、明日に来年に期待したくなる。地震だ、津波だ、原発事故だ、台風だ、増税だと悪いことばかり続いてはうんざりである。 (エッセイスト)






















