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スタンダード会員限定エコの見える風景 アーケードは「すがも太陽光発電所」 「おばあちゃんの原宿」入り口を飾る 東京・巣鴨

住宅新報 2012年8月14日 号 16面

総合
  • JR巣鴨駅前から白山通りの西側対岸を望むと、アーケードにずらりと並ぶ太陽光パネルが目に入る

    1 / 3JR巣鴨駅前から白山通りの西側対岸を望むと、アーケードにずらりと並ぶ太陽光パネルが目に入る

 東京都豊島区のJR山手線・都営地下鉄三田線の巣鴨駅前。真夏の昼前、JR駅を降り、交通量の多い白山通り(中山道)にかかる横断歩道の前に立つ。ここは「おばあちゃんの原宿」として知られる、高岩寺、眞性寺を中心とした巣鴨地蔵通り商店街への重要なアクセス。そこを近在から訪れる年配の参詣客や地元住民らと、ゆったりとした歩みで渡り切ると、南北に走る白山通りを挟んで東西両側にアーケードで連なる巣鴨駅前商店街に到着する。

 暑い日差しが遮られて、ホッと落ち着くアーケードの中に入ってしまうと分からないが、このアーケードこそ「すがも太陽光発電所」なのだ。地元商店街などで発行している『巣鴨歴史めぐり』によると、商店街を覆う約273メートルのアーケードに188枚のソーラーパネルが組み込まれている。08年に設置され、10年の年間発電量は約1万7000キロワット時にのぼった。この発電量は、アーケード照明の年間電力消費量の45.5%に相当する。「エコが見えるアーケード」である。

 昨年3月11日に発生した東日本大震災と原発事故で、人々の意識は再生可能、持続可能な電力・エネルギーの利用に転換しつつある。それは従来からの地球環境対応であり、安全安心な社会、環境づくりへの希求でもある。「お参りのまち」と言われる、東京・巣鴨に立派な発電所があることは、あまり知られていない。だが、人が集まるまちには、人と地球にやさしい「エコ」な施設は欠かせないということを示しているようでもある。

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