「安心感ある中古市場」提言 国交省有識者会議 建物検査の積極活用を 事業者の資質向上も重要
住宅新報 2012年7月3日 号 2面
中古住宅流通の活性化策を話し合った国土交通省の有識者会議「不動産流通市場活性化フォーラム」(中川雅之座長=日本大学経済学部教授)はこのほど、フォーラムの提言をまとめた。
「円滑な不動産取引のために必要な情報の蓄積と提供」「ニーズに対応できる流通システムの整備」「流通市場活性化に向けた環境整備」が大きな柱。具体的には、「中古住宅に係るインスペクションの実施状況、保険が付されているか否か、及び補修の必要の有無など、消費者が物件を選択するにあたって必要となる情報を一覧できる仕組みの整備が必要である」「消費者の購入行動の節目となるプロセスごとに適宜、適切な情報を提供することが求められる」など、消費者が安心して中古住宅を選択するための環境創出に向けた提言となった。
特に、インスペクション(建物検査)や瑕疵担保に係る検査などを活用して、物件情報を収集できる仕組み作りなどは「安心感」の核となっている。「インスペクションのルール設定や戸建て住宅地盤履歴書の検討、特に地盤の履歴の統一化・標準化を検討していくことが必要」「インスペクションを売主側のみに求めるのではなく、住宅の購入者がインスペクションとリフォームを合わせて行える支援体制の構築の必要性」を盛り込んだ。また、そのインスペクションについても、検査項目や検査員の資質について、「一定の基準作りも視野に入れた検討が求められる」としている。


























