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プレミアム会員限定ニュースが分かる! Q&A 行政事業レビューとは? 各府省が「自主点検」、全事業対象

住宅新報 2012年6月19日 号 14面

連載: ニュースが分かる!Q&A

総合
ニュースが分かる! Q&A 行政事業レビューとは? 各府省が「自主点検」、全事業対象

 記者A 行政事業レビューの「公開プロセス」が実施されている最中だ。6月21日まで行われる予定だ。

 記者B 21日の最終日は、厚生労働省の事業が公開される。国土交通省は既に終了した。

 A 行政刷新会議のホームページには、行政事業レビューについて「霞が関を丸はだか! 国を丸ごと仕分けちゃおう!」とある。随分と気合の入ったキャッチフレーズだが、各府省は有識者から公開の場で様々な質問を受けるので、戦々恐々としていることだろう。その場で出される「事業の廃止」や「抜本的改善」などの判定に拘束力はないものの、基本的には事業予算のスリム化を目指しているものなので、なかなか厳しい意見や指摘が出ているようだよ。

 B 国土交通省の公開対象はどのようなものだったかな?

 A 全部で10事業が上がっている。「地価公示」「都市防災関連事業」「長期優良住宅等推進環境整備事業」「地震津波観測」などだ。

 B 少し前に話題となった「事業仕分け」と、今回の行政事業レビューの公開プロセスは異なるものなのかい?

 A ある議員の「2位じゃだめなのですか?」の質問でも一躍有名となった事業仕分けは、行政刷新会議が主体となって各府省の事業を点検し、改善策を求めたりするものだ。それに対して行政事業レビューは、主体が各府省であることが最大の違い。行政刷新会議もタッチしているが、あくまでもコーディネート的な役割となっている。10年から始まっており、毎年実施されることが既に閣議決定されているが、事業仕分けについては今後の開催は未定だ。

 B 「各府省が主体」とはどういうことだ?

 A 各府省が現在実施している事業を自ら点検し、改善点を図るというものだ。それぞれがすべての事業について点検する。今年の行政事業レビューの対象は全部で約5400事業。統一のフォーマット用紙(レビューシート)に、事業の概要、予算、資金の流れ、費目・使途、そして自己点検の結果などを書き込むのだ。そして、府省ごとの副大臣を責任者とする予算監視・効率化チームが、点検結果をまとめて公表する。当然のことながら、その結果によっては次年度の予算要求にも変化が生じる。

 B なるほど。それぞれの府省自らが手掛けていることが、「府省版事業仕分け」とも言われる所以なのだな。

 A そうだ。そして、その一部の行政事業レビューについては公開している。これが「公開プロセス」だ。そうすることで、国民の注目を更に高めようと考えているようだ。今回は90事業が公開プロセスの対象となっている。

 B そうか。まぁ、場合によっては、「この事業は、こんなにも重要なのですよ!」と各府省がアピールできる絶好の場にもなるわけだ。

 A そういうこと。ところでB君、君も「小遣い」について自ら事業レビューしてみるのはどうだい? 「今月はこのような使い方をしました。だから来月はいくら必要で、このような使い方をします。使途の目的につきましては……って感じでさ」

 B そのようなことができるはずないだろう! 特に使い方などを公開したら、とんでもないことになってしまうよ。それこそ「廃止」判定だよ。そういうA君こそ、小遣いの事業レビューをしてみてくれよ。

 A ははは。冗談言うなよ。できるはずないではないか。これまで築き上げてきた様々なものが、一気に崩れてしまうよ。

 B お互い……、ダメな男だな。

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