列島 ホットなまち 一般財団法人日本不動産研究所(4) 神戸市・ハイセンスな「旧居留地」 苦難と復興の歴史背景に
住宅新報 2012年6月19日 号 14面
連載: 列島 ホットなまち
居住都市で世界5位
スイスの国際人材調査会社・CEAインターナショナルはこのほど、世界で一番居住に適した都市のランキングを発表した。日本で唯一ベストテンの5位に神戸市がランクされた。おそらく国際性に富み、外国人に対して寛容的なことが高く評価されたと思う。中でも、ブランドショップが並ぶ神戸きってのセレブ街でかつ異国情緒も漂う、ハイセンスなのが「旧居留地」。そのまちを紹介したい。
旧居留地の始まりは、江戸幕府が1858(安政5)年に締結した日米修好通商条約により兵庫(旧大輪田泊)、横浜、長崎、函館、新潟の5港を開港した時期にさかのぼる。兵庫は政情不安等の理由で10年遅れの1868年に開港した。また、外国人との紛争を避けるため、兵庫から3.5キロ東の砂地と畑地だった神戸村に外国人の居留と交易の地を開設した。この地を神戸外国人居留地と呼び、現在では「旧居留地」と呼ばれている。























