1年前、24歳で現職に就任。経営手腕に対する周囲の期待と、世界を目指す本人の希望が重なった。
大学生の頃、インドネシアの山村に滞在した。貧しい村だったが、世間一般の経済観念とは無縁の営みがそこにはあった。「大人も子どもも目がキラキラして、生きることがたまらなく楽しそう」。国境を超えて、こんな人たちと一緒に働きたい。ぶれない軸が定まった。
帰国後、先輩と営業代行の会社を設立。大学を退学し専念したが、事業が軌道に乗ることはなかった。生活費を切り詰め、1週間お茶だけで過ごした時期もある。「男らしく、〝カッコよく〟生きたい」。そのためにリスクを厭わない姿勢は今も同じ。ただ当時、その日の所持金300円をはたいてラーメンをすすった時は、さすがに涙が出そうになった。



























