松岡英雄新住まいの「ことわざ」 (114) 昼行灯(ひるあんどん)
住宅新報 2012年5月1日 号 12面
連載: 新住まいの「ことわざ」
昼間ともしてある行灯のように、ぼんやりしている人、何の役にも立たない人のことをあざけっていう言葉である。
念のため、行灯とは、木などの框(わく)に紙を貼り、中に油皿を据えて灯火をともす道具である。室内に置くもの、柱に掛けるもの、手に提げるものがある。江戸時代に広く普及した。
『傾城(けいせい)と行灯、昼は見られず』は、夜は美しく見える遊女も、昼間は行灯と同じように、明るい陽光の下では見られたものではない。若い頃、厚化粧の女性に随分ともてあそばれたが、今となってはそれも懐かしい。






















