業界を変える!「営業マン資格」の力(上) 最高の信頼産業へ
住宅新報 2012年4月10日 号 1面
連載: 業界を変える!
国土交通省の「不動産流通市場活性化フォーラム」委員で、日本エネルギーパス協会理事の今泉太爾・明和地所社長は、「専任物件情報の抱え込みやおとり広告など、最近は職業倫理・マナーの低下が不動産業界全体で見受けられる」と警鐘を鳴らす。事実、東京都による宅地建物取引業者に対する行政処分(免許取消、業務停止、指示)の件数を見ると、09年度の5件から10年度は5倍以上の28件にもなった。11年度も昨年末時点までは前年度と同ペースだ。
神奈川県も09年度は8件だったのが10年度は16件、11年度は30件と悪化傾向が続いている。リーマンショックによる不況の長期化が背景にあるのだろうか。
同省は今、中古住宅市場の活性化や良質なストック形成に力を入れているが、それらを取り扱う不動産業者自体に質の低下があるとしたら、しゃれにもならない。流通を促進し、住宅の資産価値維持に努めなければならない今だからこそ、不動産営業マン全体の底上げが必要ではないだろうか。国民の誰もが信頼できる業界になることこそ、流通市場活性化の大前提となる。



























