「何よりも仲介会社にとって使い勝手の良い商品を意識している」
11年末に本格化させた中古住宅検査、保証サービス。仲介業者と連携し、中古住宅を流通させる前に検査を実施するのが特徴だ。その結果によって住宅専門の保険会社が提供する瑕疵保険への加入が可能。保険法人の1つ、ハウスジーメンの個人間売買瑕疵保険を活用している。これまでに40件程の検査を行った。連携する事業者は7社。徐々に注目度が高まっている。
「よくものを捨てる」
会議の資料は必要なものだけPDF化し、ほとんど処分する。机の中は事務用品程度。服を1着買ったらその分必ず捨てるという。
「目の前を整理整頓しないと頭の中もまとまらない。整理整頓することで視界が開かれる」
現在、提供するサービスの構築も同様だ。
瑕疵保険は元々、売買契約後に検査する。そこで不適合が出ると契約自体が白紙撤回になる可能性がある。仲介会社にとっては使い勝手が悪い。これでは普及しない。ならば、仲介会社が使いやすいものにするべきだ。白紙撤回の可能性をなくすことはもちろんメリットが必要だろう。仲介物件に対する買主などからのクレームを減らすことではないか。
1つ1つ整理してできたスキーム。流通前検査は、契約後の白紙撤回の可能性をなくす。加えて、保険がつく良質物件と、保険は付かないが価格交渉の余地のある物件と2つの市場に振り分ける機能になる。
「物件の不透明感をなくすことで、仲介業者へのクレームが少なくなる」
趣味は料理。30年ほど続けている。52歳の現在、休日は3食作る。外食でおいしいものに出会うとどうやって作るか気になる。レストランの人に聞いたりもする。横浜市関内の家庭料理屋で出会ったヒジキの煮付け。店主いわく隠し味は蜂蜜だという。今度挑戦する予定だ。
〝自信のほどは?〟
「大丈夫でしょう」
視界は良好のようだ。
(葭本 隆太)



























