子育てしながら営業リーダーに プレカット事業のポラテック本社営業部営業一課部署長 松井 静香さん
住宅新報 2012年1月24日 号 2面
連載: ひと
日本最大規模の木材プレカット工場を持つポラスグループ・ポラテック。数年前から、主要取引先をパワービルダーから地域工務店にシフトし、順調に業績を伸ばしている。
ただ、これから先、住宅市場の拡大は見込みにくい。新市場の開拓も必要だ。
「昨年頃から、住宅以外の老人ホームや保育園といった大規模建築物向けの需要が増えてきた。それに対応するため設備投資も計画している」
入社8年目。
保険の営業として生き生きと働く母親の姿を見て育った。
「毎日、本当に楽しそうに仕事をしていた。自分も大人になったら同じように営業の仕事に就きたいと思った」
思いは変わらず、大学卒業後、同じく営業の道に。日々、取引先である工務店や材木・建材店を回る。相手は親子以上に年の離れた人も多い。
初めの1、2年は、話を聞くだけで精一杯だった。図面の見方や尺貫法、材木の種類など、分からないことばかり。知識と経験を重ねるうちに対等に話せるようになった。営業成績もついてくるようになった。
「室内の段差を解消する方法や、ゆとりある天井高を確保するための梁のかけ方など建築的な提案もできるようになった。一人の営業担当者として信頼してもらえることがうれしい」。
1年半前からは営業一課のリーダーとなり、6人の部下をまとめる立場になった。課としての目標を定めたりノルマ達成の責任も重くなる。「先を見て動くことを意識するようになった。そのための視野も広がった」。
家に帰れば3歳の子供の母親でもある。保育園への迎えもあり、残業はできない。営業はチーム力も大切になるため、一緒に働いているメンバーには、なるべく自分から話しかけてコミュニケーションをとるように心掛けている。
こうした努力が実り、昨年末には、半期ごとに実施している社内の表彰制度で一課が成績トップに輝いた。
「子育てしながらも仕事を続けてこれているのは家族や会社の協力があるから。大変なことはあるが、せっかく身につけた知識を使わないのはもったいない。後に続く女性社員のためにも道を作ってあげたい」
埼玉県越谷市出身。 (井川 弘子)






















