「門松は冥土(めいど)の旅の一里塚」 松岡英雄 新住まいのことわざ(97)
住宅新報 2012年1月3日 号 14面
連載: 新住まいの「ことわざ」
「めでたくもありめでたくもなし」と続く。一休禅師の歌とされている。正月の門松は本来めでたいものとされているが、門松を立てるたびに歳をとり、死に近づくことになるので、死への道の一里塚のようなものだの意。
かつて「数え年」という年齢表示があった。数え年は、生まれた年も1歳として数えた年齢である。したがって、翌年の1月1日には2歳になる。これは、胎児が母親の胎内にいる期間(十月十日)を年齢に加算する仏教などの考えからきているらしい。
「年齢計算ニ関スル法律」が1902年に施行され、満年齢を使用することになったが、一般には数え年が使われ続けたことから、50年にわざわざ「年齢のとなえ方に関する法律」が施行され、現在に至っている。若い人たちには数え年の習慣はないが、高齢者の中には今でも数え年を使う人がいたりする。なお「厄年(やくどし)」は数え年が使われる。






















