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プレミアム会員限定ニュースが分かる! QアンドA 不動産業成長の芽は?

住宅新報 2011年11月1日 号 14面

連載: ニュースが分かる!Q&A

総合

 デスク 今年は不動産業界にとってどんな年になるか。

 政治担当 住宅政策は相変わらず「量」の確保が重視された。エコポイントもフラット35sも環境対策という衣は着ているが、景気対策として着工戸数を増やすという意識の方が強かったと思う。

 経済担当 大震災で不況の拡大が懸念されているわけだから仕方がないよ。民間企業は需要の急激な減少だけは、避けたいからね。

 賃貸担当 でも、そろそろ国に頼るという姿勢からは抜け出す努力も必要だわ。被災地でもそうだし。

 デスク 業界自ら何かを仕掛けて、需要拡大を図ろうとする動きはないの?

 売買担当 分譲系ではコミュニティ形成支援や、タウンマネジメントを取り入れようという動きが活発化している。今回の地震で究極の防災対策は住民の結束だということが再認識されたからね。

 住宅担当 スマートハウスなど省エネ志向に向けた研究開発は相当本腰を入れているわね。事業の海外展開も試行段階からは抜け出しつつある。アジアが世界経済の中心になれば人の交流も盛んになって、住宅需要が拡大するのは確かなわけですから。

 デスク メーカーの生産拠点を海外に移すという発想は当然だよね。国内空洞化が問題視されているが、グローバル化は外に出て行くものと内に入ってくるものをはっきり分けて考えるべきだ。

 文化担当 その通りで、製造業の空洞化が避けられないのなら外国人観光客を増やすリゾート産業、優秀な海外留学生を呼び込むための大学制度の改革、海外研究者も含めた産官学による共同研究開発促進など、やるべきことはたくさんあるよ。

 デスク 要するに今年は、業界にとって新しい成長の芽を見つける年ということになりそうだが、具体的にこれが有望というものは何だろう。

 政治 ホームインスペクションは国交省が中古住宅取引の中でどう位置づけるかですが、大きく成長する可能性はありますね。

 賃貸 シェアハウスかな。海外留学生が安心して暮らせる住まいを提供して日本の若い世代との交流を図るという大きな意義もありますから。

 売買 サービス付き高齢者向け住宅がどうなるか、売買市場でも気になるところだ。効率化のためにはある程度の規模が必要だから大手の参入が今後も増えるかもしれませんね。ヘルスケア・リートの研究も始まっていますよ。

 デスク 住まい方の多様化がキーワードのようだね。背景にあるのは環境意識、個人の感性、グローバル化、そして高齢化だ。紙数を増やさなければならなくなるぐらい、いい記事をたくさん頼むよ。

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