カーディフ調査 住宅ローン長期化、理想と現実に差 「20年以内」希望は54%、実際は「30年以上」が55%

カーディフ生命保険が実施した2025年の「生活価値観・住まいに関する意識調査」で、住宅ローンの返済期間を巡り、希望と実際の借入期間に大きな隔たりがあることが分かった。住宅ローン利用者の実際の返済期間は「30年超~35年以下」が47%で最多となり、30年以上を選んだ人は計55%に上った。一方、希望する返済期間では「20年以下」を選んだ人が54%と過半を占めた。
同調査によると、現在感じている生活不安は「物価高」が88%で3年連続の首位となった。前年の83%から5ポイント上昇し、2位の「老後の資金」も83%に達した。物価高や住宅価格の上昇が続く中でも、住宅購入意向者は全体の37%となり、前年の29%から増加。過去5年間で最も高い水準となった。特に20代では購入意向が51%と、前年の42%から9ポイント上昇し、過半数を占めた。
返済期間を短くしたい理由では、「老後にローンを残したくない」が42%で最も多く、「将来の不安に備えて、負担をなくしておきたい」が23%で続いた。20~30代では「投資や貯蓄に回したいから」が16%、「ライフイベントに備えたいから」が11%となり、若年層ほど将来の資金計画を意識して短期返済を望む傾向が見られた。
また、住宅ローン利用者の72%が購入時の返済について「不安を感じた」と回答した。不安の理由は「病気やケガにより収入が減るかもしれない」が53%で最多。「急な出費が発生するかもしれない」が46%、「リストラなどによる収入減」が36%で続いた。
返済不安への対応策では、「繰り上げ返済」が最も多かった。すでに「取り組んだ/取り組んでいる」人は37%、「検討している/取り組んでみたいと思う」人は36%で、合計73%が繰り上げ返済に前向きな姿勢を示した。長期ローンの利用が広がる一方で、家計防衛や老後不安への備えとして、早期返済を志向する動きが強まっている。






















