耐震シェルター普及へ補助創設、県内初の複数タイプ展示実施 埼玉・狭山市

埼玉県狭山市(小谷野剛市長)は5月25日から28日まで、家庭用耐震シェルターの普及啓発を目的とした展示会を市役所庁舎で実施した。同市は地震による住宅倒壊時の被害軽減を図る取り組みの一環として、4月に耐震シェルター設置費用の補助制度を創設。併せて今回、実際に設置可能な耐震シェルターを展示し、市民への啓発を図った。
展示内容は、1部屋全体を耐震化する「木製シェルタータイプ」と、就寝時の安全確保を目的とした「金属製ベッドタイプ」。同市によると、これら異なる2種類の同時展示は自治体として珍しく、埼玉県内では初の試みとなる。
同市による耐震シェルターへの補助や周知施策の背景には、耐震改修に要する費用や期間の問題がある。同市では05年度から、戸建て住宅を対象とした無料の簡易耐震診断を実施しており、これまで約1000棟の実績がある。一方で、耐震改修の高額な費用や工事期間・範囲、居住者の生活環境の変化といった要因で、改修に至らないケースも散見された。そこで同市は、住宅全体の耐震改修が難しい場合でも室内の一部に安全空間を確保できる手法として、耐震シェルターに着目。26年度に補助制度を創設し、1台当たり最大5万円を補助することとした。
(写真) 今回の催しで展示された2タイプの家庭用耐震シェルター(狭山市提供)






















