津田塾大学、木造平屋の「ウェルネス館」竣工 住友林業が設計・施工

住友林業が設計・施工を請け負った、津田塾大学「ウェルネス館」(東京都小平市)が3月5日、竣工式を開催した。3月下旬の利用開始を予定している。
ウェルネス館は、同大学小平キャンパス内の雑木林だった敷地7万6543・22平米に、延べ460・17平米の木造軸組工法による45分準耐火構造の平屋建て。構造材や内装材のほか、アートワークなどを含め、約127平米の木材を使用することで、103トン分の炭素固定量(CO2ベース)を確保した(建物のライフサイクルCO2排出量を可視化するソフトウェア「One Click LCA」で算出)。
柱や梁には欧州産アカマツの集成材を採用したほか、壁内部の下地などの羽柄材や、エントランスの庇部分のCLT(直交集成板)など、建物全体の約4割に国産材を採用した。人の眼に触れやすい共用部は木材を多用した内装や構造を生かし、柱梁の一部を積極的に現しとするなど、木の質感を生かした空間設計を採用することで、や苛立ちの軽減を図ると共に、エントランスの庇をCLTとすることで、短工期化や省人化といった施工の効率化との両立も実現。25年9月の着工から約半年で竣工を迎えた。
同大学はキャンパスの整備を進めており、同館は医務室のほか、学生の健康相談やカウンセリングなどのための相談室、祈りや瞑想などのためのメディテーションルーム研修や公開講座に利用できる多目的室「村井記念ホール」などを設置。学生や職員の心身の健康を支える拠点となるほか、2028年の新学部設置の準備室などの機能を擁する。
同施設は大学の「小平キャンパスマスタープラン」に基づく整備の一環で、緑豊かなキャンパスや隣接する玉川上水の景観との調和を図り、プロポーザルによって住友林業を選定。今後も4階建て校舎の建て替えなども計画しており、木造の採用も視野に入れているという。






















