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商談電話の通話内容の「課題」を新機能で特定可能に レブコム

 RevComm(レブコム、東京都渋谷区)は、AI(人工知能)技術を活用した同社で展開している音声解析AI電話「MiiTel」(ミーテル)で、同サービスの管理画面である「MiiTel Analytics」に、利用者別の「課題」を自動で特定する機能を強化した。

 同社では、同サービスのコンセプトである「分析力のMiiTel」から発展させて「伴走するMiiTel」への進化を志向している。その一環として今回、第2弾となる機能の強化を図った。

 従来機能でも、電話内容に対して様々な分析項目を設け、多角的な分析を行えるようにしていた。ただ、営業担当者や管理するマネージャーが多忙のために、時間をかけて分析することが難しかった。簡単に分かりやすく分析結果の「示唆」を得たいとの要望が同社に届き、今回、メンバーごとの「課題」を自動で特定して一目で分かる機能を実装した。

 具体的には、発話した「キーワード」や「通話分数の内訳」、通話後にタグ付けした「応対メモ」の3つの観点から可視化させ、総通話回数に対する「割合表示」を行う。どの部分に課題があるのかをすぐに特定できるようにした。特定された課題の気になる項目をクリックすれば、該当の通話データにアクセスして容易に確認もできる。

 例えば、「発話したキーワード」の使用頻度を割合表示で一覧化する。アポイント獲得率が高いメンバーがよく使う「ありがとう」などのキーワードを一目で確認できる。また、アポ獲得率の低い利用者の通話分数内訳を確認すると1分未満の割合が多く、「そもそも有効な通話が成立していない」などといったことがすぐに分かる。